電車・バス・船・飛行機……。乗り物好きの子どもには、乗ることが目的になる乗り物が何より喜ばれます。その中でも「ロープウェイ」は、山の斜面を空中で移動するという、他の乗り物では体験できない感覚を子どもに届けてくれます。
ロープウェイは目的地への移動手段でもありますが、子どもにとっては「乗ること自体」がメインイベントです。窓の外をゆっくり変わる景色、ゴンドラが揺れる感覚、足元に見える木々や渓谷——こうした体験は、動物園や乗り物ミュージアムとはまた違う種類の記憶を子どもに残してくれます。
この記事では、東海エリアで子どもと乗りたいロープウェイを3か所紹介します。「気軽に乗れるものを探している」「乗り物体験を重ねて楽しませたい」「本格的な山岳体験をさせたい」という、それぞれの目的に合わせて選べる比較記事です。
- 📌 3施設の料金・山頂でできることを公式情報をもとに比較(2026年度)
- 📌 ライト(金華山・往復1,300円〜)から本格派(新穂高・往復3,800円〜)まで、目的別に選べる
- 📌 岐阜城は2027年10月末まで休館中——最新情報も反映
東海の子どもと乗りたいロープウェイ3選
ぎふ金華山ロープウェー|展望台とリス村も楽しめる
岐阜市の中心部にある岐阜公園から金華山山頂を結ぶロープウェイです。街なかから気軽にアクセスできる立地が大きな特徴で、遠出しなくてもロープウェイ体験ができます。
山頂駅からは徒歩約3分ほどで展望台へ行けます。岐阜市街・長良川・周囲の山々を見渡せます(天候条件によって見え方は変わります)。
また山頂駅前には「ぎふ金華山リス村」があります。リスを間近で見たり、えさやり体験ができます。入村料は大人400円、小人(4歳以上12歳未満)300円で、4歳未満(3歳まで)は無料です。
ロープウェイ → 展望台 → リス村という流れが子連れの基本ルートです。
⚠ 岐阜城は現在休館中です
岐阜城は2026年5月19日から2027年10月末(予定)まで休館しています。現在はロープウェイ・展望台・リス村は利用できますが、岐阜城への入館はできません。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
| 区分 | 往復 | 片道 |
|---|---|---|
| 大人(12歳以上) | 1,300円 | 800円 |
| 小人(4歳以上12歳未満) | 650円 | 400円 |
| 4歳未満(3歳まで) | 乗車券所持者1名につき1人無料 | |
※小学校在学中は12歳を超えても小人料金が適用されます(中学校入学年の4月1日から大人料金)。施設点検整備休業期間あり(2026年12月1日〜28日ほか)。訪問前に公式サイトでご確認ください。
御在所ロープウェイ|約15分の空中散歩+観光リフト
三重県菰野町の湯の山温泉から御在所岳へ上がるロープウェイです。麓から山頂まで片道約15分の空中散歩が楽しめます。
御在所ロープウェイが乗り物好きの子どもに特におすすめな理由は、ロープウェイだけで終わらないことです。山上には観光リフトがあり、ロープウェイの後でさらに別の乗り物に乗ることができます。乗り物をはしごして楽しめる体験は御在所ならではの強みです。
2026年には展望テラス「COCORU」も利用でき、伊勢平野・伊勢湾・知多半島方面などを見渡せます。テラス利用自体は無料です(天候条件により景色は異なります)。
御在所ロープウェイは山岳施設のため、強風・悪天候等による運休があります。公式トップページには当日の運行状況と山頂気温が掲載されているため、訪問当日の朝に確認してから出発することをおすすめします。
| 区分 | 往復 | 片道 |
|---|---|---|
| 大人(中学生以上) | 2,600円 | 1,500円 |
| 小人(4歳以上小学生以下) | 1,300円 | 750円 |
| 4歳未満 | 無料 | |
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 往復 | 700円 |
| 片道 | 400円 |
| 1日フリー券 | 1,000円 |
※料金は税込です。営業時間は夏季(4月〜11月)と冬季(12月〜3月)で異なります。訪問前に公式サイトでご確認ください。
【観光リフトについて】観光リフトは1人乗りです。4歳未満(3歳以下)のお子さまは乗車できません。また、小さなお子さまを抱っこしての乗車・膝上乗車もできません。幼児連れの場合は事前にご確認ください(公式FAQより)。
新穂高ロープウェイ|2つのロープウェイを乗り継ぐ山岳体験
岐阜県高山市・奥飛騨温泉郷にある新穂高ロープウェイは、金華山や御在所とはスケールが大きく異なる本格的な山岳ロープウェイです。
第1ロープウェイと第2ロープウェイの2段構成になっており、乗り継いで西穂高口駅(標高2,156m)まで上がれます。第2ロープウェイは日本唯一の2階建てゴンドラを採用しており、乗り物好きの子どもにとって特別な体験になります。
山頂からは穂高連峰・槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの眺めが広がります(天候条件により見え方は変わります)。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星として掲載されています。
金華山・御在所と比べると、奥飛騨温泉郷という立地のため名古屋・岐阜市内からの移動距離が長くなります。気軽な半日おでかけではなく、しっかり計画した1日プランとして考えるのが現実的です。
天候不良・定期点検の場合は運休することがあります。訪問前に公式サイトで運行状況を確認してください。また混雑時は待ち時間が発生する場合があります。優先乗車券(1人300円・任意)を利用すると通常より短い待ち時間で乗車できますが、乗車を保証するものではありません(乗車券は別途必要です)。
| 区分 | 往復 | 片道 |
|---|---|---|
| 大人(中学生以上) | 3,800円 | 2,400円 |
| 子供(小学生) | 1,900円 | 1,200円 |
| 未就学児 | 無料(要大人同伴) | |
※子供運賃の対象は小学生です。中学生以上は大人料金となります。6kgを超える荷物は荷物券(有料)が別途必要です。訪問前に公式サイトでご確認ください。
3施設を比較|子どもと行くならどこ?
| 施設 | ぎふ金華山ロープウェー | 御在所ロープウェイ | 新穂高ロープウェイ |
|---|---|---|---|
| エリア | 岐阜県岐阜市 | 三重県菰野町(湯の山温泉) | 岐阜県高山市(奥飛騨温泉郷) |
| 大人往復料金 | 1,300円 | 2,600円 | 3,800円 |
| 子ども往復料金 | 650円(4歳以上12歳未満) | 1,300円(4歳以上小学生以下) | 1,900円(小学生) |
| 小さな子ども | 3歳まで1名無料 | 4歳未満無料 | 未就学児無料(要大人同伴) |
| 乗車時間 | 片道約4分 | 片道約15分 | 公式サイト参照 |
| 山頂でできること | 展望台・リス村(えさやり体験) | 展望テラスCOCORU(無料)・散策 | 標高2,156mからの北アルプス絶景・散策 |
| 追加の乗り物 | なし | 観光リフト(往復700円/4歳以上・1人乗り) | 第1・第2ロープウェイの乗り継ぎ体験 |
| 駐車場 | 岐阜公園堤外駐車場(1時間無料・以後310円) | 普通車1,000円(終日) | 新穂高温泉駐車場(普通車800円/6時間) |
| おすすめタイプ | 短時間・街なかで気軽に体験したい | 乗り物をはしごして楽しみたい | 本格的な山岳体験・2階建てゴンドラに乗りたい |
- 短時間で体験 → ぎふ金華山:街なかからアクセスしやすく、ロープウェイ+リス村をコンパクトに楽しめます
- 乗り物を重ねて楽しむ → 御在所:ロープウェイの後に観光リフトにも乗れる、乗り物好きに嬉しい構成です
- 本格的な山岳体験 → 新穂高:日本唯一の2階建てゴンドラと標高2,156mの絶景は、他の2か所とはスケールが違います
秋は紅葉とロープウェイを一緒に楽しめる
秋のおでかけ先としても、ロープウェイは特においしい選択肢です。紅葉は標高が高いほど早く始まり、下に向かって下りてくるため、ロープウェイで上下に移動しながら色づく木々を眺めることができます。
ただし、紅葉の見頃は標高・気象条件・その年の気温によって大きく変わります。「例年○月ごろ」という目安はありますが、その年の状況は訪問前に各施設の公式サイトやSNSで確認することをおすすめします。
なお、ぎふ金華山ロープウェーでは2026年秋も金曜・土曜・日曜・祝日にナイター営業が予定されています(詳細・時間は公式サイト参照)。紅葉の時期に夜の空中散歩という選択肢もあります。
子連れでロープウェイに乗る前に確認したいこと
ロープウェイは山岳エリアにあることが多く、麓と山頂では天候・気温・風が大きく異なります。子連れで安心して楽しむために、以下の点を事前に確認しておきましょう。
当日の運行状況
強風・濃霧・悪天候の場合、ロープウェイや観光リフトが運休になることがあります。特に御在所・新穂高は山岳施設のため、訪問当日の朝に各施設の公式サイトで運行状況を確認してから出発することをおすすめします。
山頂の気温と服装
山頂は麓より気温が低くなりやすく、秋以降は特に体感温度の差が大きくなります。1枚余分に上着を持参しておくと安心です。当日の山頂気温は各施設の公式サイトで確認できます(御在所・新穂高はリアルタイム気温を掲載)。
最終便の時間
ロープウェイには最終便があります。山頂での滞在時間を楽しんでいる間に最終便を逃さないよう、訪問前に下り最終便の時刻を確認しておきましょう。季節によって営業時間が変わる施設もあります。
ベビーカーや大型荷物
各施設のベビーカー持ち込み可否や大型荷物の扱いは施設ごとに異なります。訪問前に各施設の公式FAQまたはお問い合わせ先で確認してください。
まとめ
東海で子どもと乗れるロープウェイを3か所紹介しました。
- ぎふ金華山ロープウェー:岐阜市内からアクセスしやすく、展望台とリス村も楽しめる。岐阜城は2027年10月末まで休館中。
- 御在所ロープウェイ:約15分の空中散歩の後、観光リフトにも乗れる。乗り物を重ねて楽しみたい家族に。
- 新穂高ロープウェイ:日本唯一の2階建てゴンドラと標高2,156mからの絶景。本格的な山岳体験を求める家族に。
各施設の詳細情報はこちらもご覧ください。
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